皮膚科

皮膚・髪・爪のトラブルを専門的に診る

皮膚科とは？

皮膚科は、体表面を覆う皮膚、髪の毛（頭皮）、そして爪に関するあらゆる疾患や症状を専門に診療する科です。皮膚は体の中で最大の臓器であり、外部の刺激から体を守るバリアとして非常に重要な役割を担っています。

当院の皮膚科では、「身近なかかりつけ医」として、患者さんの日常生活の質（QOL）を大きく損なう皮膚のトラブルに対し、正確な診断と適切な治療を提供します。内科や外科と連携し、全身の健康状態を考慮した総合的なアプローチを心がけています。

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当院の皮膚科で対応する主な疾患・症状

日常的によく見られる皮膚のトラブルから、慢性的な疾患まで幅広く対応しています。

1. 湿疹・皮膚炎・かゆみ

皮膚科で最も多くみられる症状です。原因を特定し、塗り薬や飲み薬を用いて炎症やかゆみを抑える治療を行います。

• アトピー性皮膚炎： 慢性的な湿疹と強いかゆみを伴う疾患です。保湿剤やステロイド外用薬などを適切に使用し、スキンケア指導を通じて症状の長期的なコントロールを目指します。
• 接触皮膚炎（かぶれ）： 特定の物質（金属、植物、洗剤など）に触れたことで起こる炎症です。原因物質の特定と回避方法を指導します。
• 脂漏性皮膚炎： 頭皮や顔など皮脂腺が多い部位にできるフケやかさつき、赤みです。
• 手荒れ・主婦湿疹： 水仕事などが原因で起こる慢性の手湿疹。

2. アレルギー疾患

• 蕁麻疹（じんましん）： 突然現れ、数時間で消えるミミズ腫れのような強いかゆみを伴う発疹です。原因の特定に努め、抗ヒスタミン薬などで症状を管理します。
• 薬疹： 特定の薬剤に対するアレルギー反応による発疹。

3. 感染症

細菌、ウイルス、真菌（カビ）、寄生虫などによって引き起こされる疾患です。

• 白癬（水虫）： 足だけでなく、体や爪にも感染する真菌症です。適切な抗真菌薬を用いて根気強く治療します。
• とびひ（伝染性膿痂疹）： 主に小児に多く、細菌感染による非常にうつりやすい皮膚疾患。
• ヘルペス（単純ヘルペス、帯状疱疹）： ウイルスによって神経に沿ってできる水ぶくれや痛みを伴う発疹です。早期の抗ウイルス薬投与が重要です。
• 蜂窩織炎（ほうかしきえん）： 細菌感染により皮膚の深い部分が赤く腫れ、熱を持つ疾患。抗生剤による治療を行います。

4. にきび・吹き出物

• 尋常性ざ瘡（にきび）： 思春期から成人まで幅広い世代に見られます。毛穴の詰まりや炎症を改善するため、外用薬（保険適用）を中心に、内服薬や生活指導を組み合わせて治療します。

5. 慢性疾患・その他

• 乾癬（かんせん）： 皮膚が赤くなり、白っぽいフケのようなものが付着する慢性疾患。
• 円形脱毛症： 突然、頭髪が円形に抜けてしまう疾患。治療方法をご提案します。
• タコ・魚の目（鶏眼、胼胝）： 痛みを伴う場合は、削る処置や貼付薬で緩和します。
• いぼ（尋常性疣贅）： ウイルス感染による皮膚の盛り上がりです。主に液体窒素を用いた凍結療法で治療します。
• 爪の変形・異常： 爪水虫や巻き爪（外科と連携）など、爪のトラブルにも対応します。

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当院の皮膚科のアプローチ

正確な診断と丁寧な治療

皮膚の病気は見た目が似ているものも多く、適切な診断が治療の第一歩です。当院では、必要に応じてダーモスコピー（皮膚表面を拡大して観察する機器）などを用い、病変を詳しく観察します。また、アレルギー検査や真菌検査なども実施し、病気の原因に合わせた治療薬を選択します。

内科との総合的な連携

皮膚疾患の中には、糖尿病や膠原病など、体の内部の病気が原因となっている場合があります。当院は内科を併設しているため、単なる皮膚の症状としてだけでなく、全身状態をチェックしながら治療を進めることができます。慢性的な疾患をお持ちの方も安心して受診いただけます。

スキンケア指導の重視

皮膚の治療において、薬を塗るだけでなく、日々のスキンケアや生活習慣の見直しは非常に重要です。患者さん一人ひとりの肌の状態やライフスタイルに合わせた、正しいスキンケア方法や悪化因子の回避方法を具体的に指導し、再発予防をサポートします。

皮膚のトラブルは、見た目の問題だけでなく、かゆみや痛みで夜眠れないなど、日常生活に大きな影響を与えます。気になる症状がありましたら、どうぞお気軽に保内郷メディカルクリニックの皮膚科にご相談ください。